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08/03

どっちが自然? 牧草牛と穀物牛

牛はご存知の通り、草食動物です。
本来は草だけを食べ、食物繊維を4つの胃を使って発酵・反芻しながら分解し、全身のエネルギーを得ています。

このエネルギーこそが「短鎖脂肪酸」。
腹腔のおよそ4分の3を占める巨大な「第1胃」は、たくさんの腸内細菌や原虫が住み着いている、いわば発酵タンク。そこで腸内細菌は牛が食べる大量の草を分解し、短鎖脂肪酸を作り出します。
つまり草食動物である牛は、腸内細菌との共生により、自ら消化できない牧草の繊維をエネルギーや体の組織に変えているわけです。

ところが近年流通している牛肉のほとんどが、経済効率を上げるために牧草ではなく穀物などを食べさせ、早く成長させた「グレインフェッドビーフ」です。
本来、牛の主食でない穀物を食べさせると糖質過剰となり、過剰分は脂肪として蓄積されメタボ状態になります。また、常に血糖値が高い状態に陥るため、生活習慣病を患っているような状態に。そのような状態では病気にもかかりやすくなるため、多量の抗生剤を与えられて育つのです。

一方、牧草だけで自然に育った健康な牛の肉は「グラスフェッドビーフ(牧草牛)」として売られています。自然な食品にこだわるのなら、牛が食べているものも気にしてみてはいかがでしょうか。