アマゾン奥地に住む部族の、驚異の腸内フローラ

ヤノマミ族は、アマゾンの奥地に暮らす南米の先住民族の一部族。
2015年、米ニューヨーク大学ランゴン医療センターが、
ヤノマミ族の腸や口腔内、肌に住み着く微生物を採取して調べた結果、
驚くべき多様性がある事が分かりました。

ヒトの全身に住み着く微生物が担う役割には、免疫機能の制御、食物の消化のほか、
ビタミン、抗炎症性物質、さらには神経伝達物質の産生促進なども含まれていると考えられています。

腸内フローラの多様性低下の原因は主に幼少期にあり、
帝王切開と母乳哺育の不足や、抗生物質の過剰摂取や食生活も問題となっています。

ヤノマミ族が多様な微生物による恩恵をどのように受けているかはまだ不明ですが、
彼らに共通する細菌の1つが、腎結石を予防する事が分かっています。

ヤノマミ族が暮らす「シャボノ」と呼ばれる茅葺き住居

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