腸内フローラの乱れが、脳に悪影響

前回、腸内細菌の違いが性格に影響している可能性についてお話しました。
性格を左右するのは考え方、すなわち「脳」の違いともいえるでしょう。
近年、腸内細菌と脳の関係について、さらに驚くべき論文が発表されました。

執筆者は米カリフォルニア工科大学の神経生物学者・イレイン・シャオ博士。
博士は、
A)メスへの呼びかけ回数の少ないマウス=コミュニケーション能力の低いマウス
B)メスへの呼びかけが頻繁なマウス=コミュニケーション能力の高いマウス
の間に、決定的な違いがあることを発見しました。

それは、血液中に含まれる「4EPS」という腸内細菌が作り出す物質。
A)コミュニケーション能力の低いマウスは、血液中にこの「4EPS」が非常に多い事が分かったのです。

「4EPS」は「尿毒症性毒素」と呼ばれ、自閉症発症にも関連する毒素。
腸内の悪玉菌が作り出すものであることも分かっています。

腸内フローラの乱れは、脳の機能にまで悪影響を及ぼすというわけです。

積極的な彼は草食系!?

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